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山手動物病院のお知らせ・トピックス

JR大森駅から徒歩3分。犬・猫の動物病院です。 (東京都大田区)

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下部尿路疾患って??

コロナウイルスが再び猛威を振るいまん延防止等重点措置真っ只中…はたまた緊急事態宣言が出ようかといった現在の状況ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
やっと今までの生活に少し戻れるかと思ったところでの過去最多更新、もう嫌になってしまいますね
皆様くれぐれもお身体にはお気をつけてお過ごし下さい。

さて、今回はこの寒い時期に多い疾患下部尿路疾患をご紹介させて頂きます。
この名前だけだとなんじゃそりゃという感じですが…
泌尿器系のうち、膀胱から尿道までに起こる疾患を総称して下部尿路疾患と呼ばれます。
中でも特に多いのが『膀胱炎』『尿路結石』なのですが、これらを聞くとピンとくる方も多いのではないでしょうか
その中でも特に命に係わる危険性がある尿路結石に重きを置いてご説明したいと思います。

まずなぜ寒い時期に多いかというと、夏と比べて飲水量が減るという点が挙げられます。私たちも夏の方が冷たい飲み物をがぶ飲みしたくなりますもんね
飲水量が減ると体内の尿はどんどん濃くなります。濃くなるとその分結石が出来やすくなったり炎症が起きやすくなるんです なんとなく想像つきますよね。

症状としては血尿・頻尿・排尿痛・そして一番怖いのが排尿姿勢をとるのに全く尿が出ない状態です
結石が尿道などに詰まってしまい物理的に尿が出せなくなると、それだけで数日で命に係わります
このような症状が見られたら少しでも早くご来院頂きますようお願いいたします。

また症状の改善後はフードの変更により再発を予防できるのもこの疾患の特徴。
フードを変更することで尿の性質をコントロールし、再び結石ができにくい状態にします。
前述の通り飲水量も大切な疾患なので、たくさんの飲水を促すことも予防につながります

また出来る結石の種類にもフードの変更(尿性質の変更)で溶かすことができるもの、一度出来てしまうと手術でしか取り除くことができないものなどがあり、それによって今後の治療方針が変わってくることもあります。
どちらにせよ大きな結石が出来る前、微細な結晶の時点で見つけられるのがモアベターです

悪化すると怖い尿路結石症ですが、うまく付き合っていくことで普通の子と変わらない生活を送る事もできる病気でもあります。
早期発見のために「おや?」と思うことがあったら様子を見ずにぜひお気軽にご来院ください


動物看護師 小西

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